ゴアーン・カオマンガイ・プラトゥーナムは、バンコクの人から「ピンクのカオマンガイ」と呼ばれ、タイ人はもちろんバンコクを訪れた日本人からも愛されている超有名なカオマンガイ屋です。
2018年に「ミシュランガイド」のビブグルマン(Bib Gourmand)を獲得しています。
正式なお店の名前は、「ゴアーン・カオマンガイ・プラトゥーナム」。ピンクと呼ばれている理由は、店員さんがピンク色のポロシャツを着ているからです。
バンコクに行ったら必ず食べたいカオマンガイ
ゴアーン・カオマンガイ・プラトゥーナムのカオマンガイは、私が生まれて初めて食べたカオマンガイ。
タイ料理の激辛に疲れていた時だったので、「この世にこんな優しい料理があるの」と感動したのを今でも覚えています。その時から、ゴアーン・カオマンガイ・プラトゥーナムのカオマンガイの大ファン。バンコクに行ったら必ず食べてます。
ピンクのカオマンガイ(本店)の行き方
ピンクのカオマンガイ(本店)は、地下鉄で行くには不便な場所にあります。最寄りの駅はチットロム駅。駅から歩くと15分くらいかかります。
しかし、写真のように露店が並び、セントラルワールドやビッグCなど大きなデパートやスーパーを通るので退屈しません。むしろ寄り道しちゃうくらい。
タクシーで行く場合は、お店の名前を伝えれば大丈夫、うまく伝わらない場合は、近所の「プラトゥナーム市場」を指定するといいです。
ピンクのカオマンガイ(本店)の店内
左の写真は2009年。右の写真は2013年。
お昼の時間を避けて午後1時頃に行ってもこの混雑。でも、安心してください。回転が速いのでそんなに待たずに座れます。
上の写真は2022年。めちゃくちゃ空いていました。ピンクの店員さんもマスク姿。こういう時期だから暇なのは仕方ないですね。味は変わらず美味しくて、お客としては嬉しい。
ピンクのカオマンガイのメニュー
「ゴアーン・カオマンガイ・プラトゥーナム」のメニューです。
カオマンガイ以外のメニューも充実していて、鶏胗、鶏肝(レバーと砂肝)、鶏腿、鶏胸、鶏翅(ももとむねと手羽の盛り合わせ)、香菇老鴨湯(アヒルとキノコのスープ)などのメニューもあります。
飲み物は、コーラー、菊茶、ジュース、水など。日本の飲食店のように無料の水というサービスはありません。
カオマンガイにはスープがついてきます。飲み物を注文しなければ水分補給はスープのみになるので、欲しい場合は注文時に注文したほうがいいです。店内が混んでいると注文しにくいので。
写真はピンクのカオマンガイのオリジナル水。パッケージまでピンクで可愛らしいです。
カオマンガイの食べ方
カオマンガイを注文すると、まずスープとカオマンガイにつけるタレが運ばれてきます。このおまけのようなスープがうまいの~。そして、このタレがうますぎるの~。
ゴアーン・カオマンガイ・プラトゥーナムのカオマンガイです。
鶏のスープで炊いたご飯はふわふわ。茹でられたチキンはやわやわ。茹でた鶏肉を鶏の出汁で炊いたごはんにのせただけなのに、なぜこんなにうまいのか。いやシンプルな料理ほど美味しく作るのは難しいんだけどね。
優しい味と柔らかい食感なので、お茶漬けを食べるみたいにサラサラと食べてしまい「もっと味わえばよかった」と毎回後悔しています。大げさだけど毎日食べたいくらいおいしい。
タレをかけたカオマンガイ。タレはかけてもかけなくてもおいしいです。
タイは、スプーンとフォークを使って食事します。カオマンガイを食べるときも同じく、利き手にスプーンを持ち、もう片方の手にフォークを持ちます。
チキンを切るときはスプーンをフォークのように使います。そして、お米とチキンをスプーンにのせフォークで軽く押し付け食べます。
緑のカオマンガイ
タイにはカオマンガイ屋がたくさんあります。ゴアーン・カオマンガイ・プラトゥーナムの近所にも、緑色のポロシャツを着た店員さんがいるカオマンガイ屋があり、駅から歩くと、先に緑のカオマンガイ屋があるので、ぼんやり歩いているとうっかり間違えそうになります。
ずっとずっと、この紛らわしい緑のカオマンガイ屋は、ピンクのカオマンガイ屋のパクリだと思っていました。しかし、最近、緑のカオマンガイ屋のほうが老舗であることを知り反省中。ピンクのカオマンガイ屋の創業は1960年で、緑のカオマンガイ屋の創業は1932年。誤解してました。ごめんなさい、緑のカオマンガイ屋。
店名:ゴーアン カオマンガイ プラトゥーナム
住所:962 Phetchaburi Rd, Makkasan, Ratchathewi
営業時間:6:00~14:00 15:30~22:00