バンコクにたくさんあったファミリーマートが少なくなったなぁと思ったら、2023年にタイから撤退することを発表。
ファミリーマートなき後は、セントラルグループの「トップスデーリー」というコンビニになっていくそうです。
さようならバンコクのファミリーマート
ファミリーマートがタイに進出したのは1993年。店舗数では、セブンイレブンに負け、Lotusエクスプレスにも負け、タイでは業界第3位のコンビニでした。
2012年にセントラル・グループと事業提携してから、ガンガン責めの経営。外観もオシャレだったんですよね。
2015年6月のファミリーマートの店舗数は1,185店。セブンイレブンの2015年6月の店舗数は8,469店。圧倒的に負けてたんですよね。
セントラルグループ
写真は、パホンヨーティン駅にある「セントラルラップラオ」内で開催されていた「ファミリーマートフェスティバル」。セントラル・グループがファミマに力を入れていることがひしひしと伝わってきたんだけどな。
セントラル・グループは、1947年に中国・海南島出身のジラティワット(鄭)家が創業。ジラティワット(鄭)家は、タイの富豪リストの常連で大資産家です。
百貨店(セントラル、ロビンソン)、スーパー(トップス、Big C)なども経営。大戸屋、吉野家、KFC、ミスタードーナツ、ペッパーランチ、ビアード・パパなどもフランチャイズ展開していました。マツモトキヨシと合弁会社(セントラル&マツモトキヨシ)を設立。バンコクでマツモトキヨシ増えてきましたよね。
台湾の「茶葉蛋」
台湾のコンビニに入ると、独特なニオイが漂ってきます。私はあのニオイが苦手でして、しかし、慣れとは恐ろしいもので、3日くらい滞在すると気にならなくなり、全く臭わなくなるんですよね。身体の適応力に驚かされます。
台湾のコンビニの強烈なニオイの原因は、写真の「卵」です。茶葉蛋(チャーイエダン)という茶葉と八角で味付けしたゆで卵。
私が知る限り、台湾ではどこのコンビニに行っても茶葉蛋がてんこ盛り状態で売られています。台湾のセブンイレブンでは、年間4000万個も売れているそうです。
最初は近づくのも嫌でしたが、みんなが買っているのを見ていると気になってきて、日本で食べるのは難しいし、今食べなければいつ食べる!みたいな強迫観念に襲われ、悩みに悩んで買って食べたら、ニオイと正反対であっさり味のゆで卵で拍子抜けしました。
タイ版「茶葉蛋」トムヤムたまご
その昔、台湾のゆで卵によく似た卵をバンコクのファミリーマートで見つけました。
その名も、「トムヤムたまご」です。トムヤム味のゆで卵なんてタイらしいですよね。値段は1個8バーツ。
しかし、買っている人はいませんでした。在庫の少なさから見ても台湾のように国民食にはなってない様子。無臭なので存在感はないし、てんこ盛りになってないから惹かれない。メジャーになるには時間がかかりそうと思っていたら、なくなってしまいました。
なくなると食べたくなりますね。