安南パーラーは日本式おもてなしのベトナムカフェ
ハノイのガイドブック「aruco」に、ほっこり落ち着くヒミツの隠れ家と紹介されていた「安南パーラー(An nam palour)」。安南パーラーでベトナムのスイーツをいただきました。
安南パーラー(An nam palour)は、ハノイ旧市街のHang Vai(ハンヴァイ)通りにあります。外観はカフェというより美容院みたい。
ハノイでできた日本の友達みたいなカフェ
安南パーラーの経営者は日本人。店長も日本人。カフェの雰囲気や食べ物など目に見える部分はベトナムでしたが、さり気ないところで日本のおもてなしを感じるカフェでした。
オシャレな友達の家に遊びに来た感じの店内。「おじゃましま~す」と言いたくなる雰囲気。物がたくさん置いてありますが、きれいに整理整頓されていて、細かいところまで掃除されていました。
食べ終わった頃に、店長と思われる日本人女性に声をかけられました。声をかけてもらった事をいいことに、わからないことを質問すると、とっても丁寧に教えてくれました。ハノイで困ったことがあったら頼りたい!と勝手に友達に気分に。そのくらい親切にしてくれました。
絵本みたいなメニュー。日本語の説明があり、イラストはほのぼのしていて、フォントもキュート。ずっと眺めていたくなるメニューでした。
ベトナム名物「ヨーグルトコーヒー」と「エッグコーヒー」もありました。
初めてハノイに来たとき、ガイドブックで紹介されていた「ヨーグルトコーヒー」と「エッグコーヒー」はどうしても飲んでみたくて、おすすめのカフェに入ったけど、そのカフェにはベトナム語のメニューしかなく注文するのに苦労しました。
言葉が通じないのは旅の醍醐味だけど、日本語でベトナムを楽しむことができるなんて気持ちに余裕ができて落ち着きます。
安南スペシャルフルーツチェー
安南スペシャルフルーツチェー(80,000VND)。ホアクアザムと呼ばれるベトナムスイーツです。
マンゴーやドラゴンフルーツなどの南国フルーツ、タピオカ、ハイビスカス、ヨーグルトが入っていました。
路上で食べるホアクアザムと違って、見た目が美しすぎる。崩して食べるのが申し訳なくなるくらい。味もおいしかったですよ。
ベトナムプリン
ベトナムプリン(50,000VND)。
甘いのかと思ったら甘くなく、ほろ苦い味のするプリンでした。暑さにやられていたので、もう少し甘さが欲しかったかも。
店内にはガイドブックやフリーペーパーなどが置いてあり、ベトナムに関する情報が充実してました。
その中に「安南通信」というチラシがありました。月一回発行しているみたい。そのチラシによると、安南パーラーは、立ち上げ当初は「チェーカフェ・アンナン」という店名だったそうです。しかし、チェーの販売だけでなく、日本人がベトナムに関する様々な情報を得たり、日越相互の文化や情報を発信できたりする場所にする!というコンセプトが加わり、「安南パーラー」という店名にしたそうです。
安南は、フランス統治下に、ベトナム中部から北部のことを呼んでいた名称で、パーラーは「お客様をもてなすための場」という古いフランス語。
ラスクなどのお菓子やアクセサリーやベトナム雑貨なども販売していました。カフェにいる時は気がつかなかったんだけど、地球の歩き方によると「スケッチトラベルのツアーデスク」もあるみたいです。
2015年4月にオープンした安南パーラー。オープンしてまだそんなに経ってないのに、ガイドブックには大きなスペースで紹介されているし、日本の百貨店で開催されたアジアフェアに出店しているし、ものすごいパワーを感じます。
いったいどんな人が経営しているんだろうと思っていたら、経営者の勝恵美さんと店長の永沼美佳さんを朝日新聞で発見。二人のお名前を検索すると、二人とも生き方がカッコイイ。「今やりたいことがあるなら、今やりなさい」だって。。元気になるステキな言葉です。