ハノイ「世界入りにくい居酒屋」Quan Kien Chim
地元の人しか知らないディープな名店を紹介する番組「世界入りにくい居酒屋」で紹介されたベトナムハノイの「Quan Kien Chim」という居酒屋に行ってきました。
ゴッドマザーと呼ばれるの大女将は、世界入りにくい居酒屋の番組で、「店の看板なんてなくても、料理がおいしければ客は来る」と語っていましたが、ほんまに看板はありませんでした。
おいしい!ハノイの「世界入りにくい居酒屋」
店内に入っても、謎だらけ。どこからどう見ても居酒屋に見えないし、誰もお迎えしてくれないし、予習をしてなかったら、入る勇気はなかったかもしれません。
写真には映っていませんが、左手にキッチンがあり、そして、奥に鳥がいました。
1階の奥にいた鳥です。常に20種類以上の鳥を用意しているそうです。
「Kien Chim」のセールスポイントは、注文を受けてから鳥をさばくこと。いつ来ても新鮮な鳥料理が食べられるのが魅力なのです。つまり、この鳥たちは食べられるのを待っています。
居酒屋は3階にあります。写真の中央にある緑色の枠のところが入口です。
3階から2階を覗いてみます。
番組の中で、注文を書いた紙を1階の厨房まで投げていた場所はここです。
3階のレストランはいたって普通です。お風呂椅子の屋台と比べると高級店。私が食べに行ったのは午後3時頃だったので、お客さんは少なく1組。残念ながら、ゴッドマザーの大女将にも美人女将にも会えませんでした。
では、注文するよ~。
メニューはうわさ通り図鑑。鳥や昆虫の説明が書いてあり、料理のイメージが全く湧かない。
何を書いているのかわからないので、NHK BSプレミアムのホームページで予習し、紙に書いてきたメニューを店員さんに渡しました。
Kien Chimの一番人気「スズメ風味揚げ」。
にんにく、とうがらし、ネギ、ごま油で下味を付け、油で揚げたスズメです。精力増強の効果があると信じられ人々に愛されているそうです。
しっかり味がついていて、からっと揚がりおいしい。頭から足の先までぺろっと食べました。
他の鳥も食べてみたくて注文。寝ているので起こしてみます。
ほい。何の鳥を注文したのかわからなかったのですが、スズメより苦かったです。肉の部分も少なかったし。当たり前だけど鳥の種類によって違いますね。
やはりスズメは一番人気になるはずだと納得。
Kien Chimのもうひとつの看板料理、鳥おこわ。
もち米にココナッツの実とカモの血を混ぜて10分ほど蒸したおこわに、鶏ひき肉と豚ひき肉と干し椎茸とネギを炒めた具を混ぜ、揚げた玉葱をトッピングしてあります。
カモの血で色づいた鳥おこわ。臭みがありそうで不安でしたがシンプルな味で、見た目より軽くぺろっと食べられました。
世界入りにくい居酒屋の番組内で、島崎和歌子と南明菜が食べていたのが「お通し」。「トマト」に「胡瓜」に「たけのこ」に「ピーナツ」に「しその葉」が並び、けっこう豪華なお通し。
実は、このお通しも楽しみにしていたのに、私の前に並べられたのは、これだけ。もっと注文しないと「お通し」はないの?それとも居酒屋タイムじゃなかったから?さみしー。
店名:Quan Kien Chim
住所: Ngo 10 Ton That Tung, Turn left twice, lang Khuong Thuong, Khuong Thuong, Dong Da, Ha Noi
電話番号: (4) 3852 7464
※2015年の情報です。